お知らせ

台風19号災害時の救援活動実施について

台風19号の被災直後、常勝院では、SNSにて全国に
救援物資のお願いを発信いたしました。

14日(災害の翌日)に発信したところ、15日午後には物資がたくさん届き始め、
16日には最初の物資の配給と炊き出しをスタートさせることが出来ました。

なぜ常勝院が救援活動をすることになったのか?
先ずは、配給最終日に物資と共に、被災者の方々にお配りした「手紙」をご覧ください。


被災者のみなさまへ

本日(10/27)をもちまして常勝院での救援物資の配布は終了いたします。
災害3日目から配給・炊き出しをさせていただき、すこしでも地域の方々の力になれればという、たったそれだけの思いで始めた活動です。

台風19号が去った13日、常勝院は床下浸水の被害をうけ、境内もすべて水の中でした。泥まみれになった家々、いたるところに流された車や瓦礫...途方に暮れる平窪の人々の姿を目の当たりにしました。夏井川の氾濫・決壊によって 「平窪」は、ほとんど壊滅状態となり、「断水・停電・家屋の浸水および自家用車の水没」。 それなのに「いわき市」に救いを求めたところ、「救援物資は企業・団体から水のみ受け付けます!食料は自分で買ってください」との返答しか戻ってきませんでした。

「自分たちにできることを、今すぐ!」と思い、SNSにて救援物資の呼びかけをしたところ、全国に支援の輪が広がっていきました。愛知県から10時間以上をかけて4tトラックいっぱいの物資とともに来てくださった外国人の方、埼玉から3度も車で届けてくれた80代の女性、レンタカーを借りてまでして物資を運んでくれた方も沢山いらっしゃいました。埼玉や千葉のお寺様は、心温まる励ましのおことばと物資を持って直接お越しくださいました。炊き出しに協力してくださった皆さんの美味しいごはんは、おなかと心を満たしてくれましたし、ストレッチで疲れた身体をほぐしてくださった先生にも感謝の気持ちでいっぱいです。まだまだ沢山沢山感動の話は尽きません。
果たして同じことが自分にできるのだろうか。今まではそう思ったに違いありません。しかし!今後もし今回のような災害が起こってしまったときには(決して起こらないよう祈っておりますが)、微力であっても誰かのためにいち早く駆けつける自分でいようと心に誓います!

常勝院での救援物資の配給は終了となりますが、これからは本来のお寺の役目として、被災された方々の心のケアを中心に、何かしらのかたちで支援を続けさせていただければと思っています。
手を差しのべて助けてくださった皆様お一人お一人に心より感謝申し上げます。
また、配給のために全力で力を貸してくれた友人たち、笑顔いっぱいの学生さんをはじめボランティアの方々にも心より感謝申し上げます。
被災されたみなさま、復興にはかなりの時間がかかるかとは思いますが、一人ではありません。みんなで一緒に乗り越えていきましょう。ありがとうございました。

合 掌
鶴隆山 常勝院 岩城寺


すべてはここから始まりました(10/14)

皆さんの想いがつまった支援物資

一つ一つにメッセージが書かれてました
(千葉・館山の和菓子屋さんより)

飲料水は 計4500箱以上いただきました

物資は、日用品・食料品などをワンセットにして配布しました

配給の準備!

常勝院の広報車です!
配給日の情報は、平窪地区を檀家総代長さんにお借りした軽トラで
広報して回りました。 かなりの活躍ぶりでした!
お疲れさまでした。

炊き出しにご協力くださった皆さまです!
本当にありがとうございました。

「麺や左近」さんと「風」さんから ラーメンをごちそうになりました

「おやしろカフェ」さんに美味しいコーヒーをいただきました

広野町の齊藤様より、具だくさんの温かい豚汁をいただきました!
とっても美味しかったです

結婚式場「ララシャンスいわき」さまからは、ハンバーグピラフ・ミネストローネ・クロワッサンなどなど
たくさんのメニューをご馳走になりました。

福島市飯坂町「でんでん」さまによる炊き出しは
お子様の大好きなフライドポテトやアメリカンドッグ、
芋煮汁・やきそば・ドリンクなど、メニューが豊富で
選ぶ楽しみがありました。

災害支援センター「ピースボート」さまより、豚汁と炊き込みごはんをいただきました。
最終日でしたのでたくさんの方にお並んびいただきました。

「琥珀 タピオカファクトリー いわき駅前店」さまより
いま話題のタピオカドリンクの提供をいただきました。
初めて飲む方も多かったようです。
癒されました!

活動最終日!(10/27)