お知らせ

災害から一年 いま思うこと (R2.10月)

あの日あの時から一年。
長い長い時間でした。

「自ら」が動いて進んできたというよりか、
目の前に飛び込んできた物事を一つひとつ
片づけていくことで精一杯だったように思います。

私たちの住む平窪地区は、春ごろから家の解体があちこちで始まり、
すさまじい勢いで空き地が増えていきました。
家が無くなるということは、人がいなくなること。
あの日まで平穏な日常を送っていた人々の心までもが
失われたような気がします。

災害の直後は、皆が復興のために「力を合わせてがんばろう!」と
心を奮い立たせていましたが、残念ながら時間が経つにつれ
その気持ちも萎えてしまっています。
コロナの影響もあって、行政による住民説明会等も
すべて中止になり自分たちの思いをぶつける場が
どこにもないのです。
一人ひとりが胸の内に
「不平不満そして不安で不安でしょうがない気持ち」
を抱えています。

平窪から離れていくしかなかった人々の
くやしい思いを受け止めながら
またこの土地で生きていこう!と
決意をしてくださった方たちの
「不安」を取り除いてもらうためには、
やはり行政の力なくしては成し遂げられない
と痛感しています。

一年が経つ今、もう一度心をひとつにして
復興のために立ち上がらなくてはなりません。
まだ遅くはないのです。

ひとりでは非力でも
みんなで心を一つにすれば
      何かを成しとげる
大きな力となる


「常勝院脇の夏井川」
中州や倒木など一年前と何も変わっていません


災害時 流れてきたプレハブ小屋のようなものもそのままです


唯一、水位計が設置されました


R元.10.13 午前6時 見渡すかぎり、湖のようでした (写真上)
これでも、水位が1メートル以上下がった映像です
R2.10.12 休耕田が広がっています (写真下)


台風一過。朝日が眩しすぎるほどでした。


手入れの行き届いた、とてもステキなお庭でした。
忘れもののように可愛らしい花たちがあちこちに咲いています。


時が止まったまま